香る京都! 貴船神社参拝
京都の春
京都に旅行して地元に戻ってきて、空気感の違いに呆然として、やはり京都は特別な街だと強く感じました。京都は「香るような街」
春の京都に行ったら、久しぶりに、百人一首も思い出しました。
「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香(か)ににほひける」
あなたの心が昔のままであるかどうか分かりません。しかし馴染み深い里では、花は昔のままの香りで美しく咲き誇っています。(あなたの心も昔のままでありますように)
はじめて貴船神社にも参拝しました。
ご祈祷を上げて頂きました。宮司さんの祈祷は祝詞も長文で非常に丁寧なものでした。大祓詞の奏上途中で、祝詞を上げながら太鼓を叩いたので驚きました。後から宮司に聞いてみると「山岳信仰の影響(神社は鞍馬天狗の鞍馬山の谷にある)があるらしいです」とのことでした。
当日は、あいにくの豪雨予報にもかかわらず、多くの方々が参拝されていました。
和泉式部が貴船神社に参拝したときの歌が後拾遺和歌集に収録されている古社です。
「物おもへば 沢の蛍も わが身より あくがれいづる 魂(たま)かとぞみる」
あなたを思って思い悩んでいると、沢を飛ぶ蛍の光も自分の身から抜け出た魂のように見える。
周囲の自然が素晴らしく、本当に幽玄の世界に誘われるようです。
写真のように「新緑の緑が特に美しい」とのことで、その頃にまた参拝したいですね。